Q&A教えて税理士さん®
生命保険金の見直し<平成30年12月>
Q |
『生命保険金の見直し』とよく聞きます。まずは、何を検討したらいいのでしょう。 |
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A |
現在、保険の主流は入院型から通院型に変わってきています。保険の内容も、日々進歩しているので、現状の確認からされてみてはいかかですか。 |
Q |
最も不安なのは、将来も保険料が払い続けられるかどうかです。 |
A |
保険料は10年、15年ごとに更新され、支払金額があがるイメージが強いですが、現在は契約時の保険料が一生涯据え置きとなる保険も多く、保険会社によって特典が異なります。 |
Q |
税金面ではどうですか。 |
A |
生命保険金の受取人には、契約内容により異なる税金がかかります。例えば、満期保険金の受取人が、保険料負担者の場合は所得税。そうでない場合は贈与税。死亡保険金の受け取りの場合、被相続人(死亡者)が保険料負担者の場合は相続税。そうでない場合は贈与税。生命保険契約に関する権利もみなし相続財産となります。その他、所得税が課せられることがあります。 |
Q |
相続税に非課税の規定があると聞きました。 |
A |
死亡保険金を相続人が受取った場合に「500万円×法定相続人の数」が非課税です。最近、お孫さんを受取人にしている場合がありますが、相続人でないお孫さんの場合、非課税の規定は適用されません。なお、相続税が課税される場合には、お孫さんの相続税の2割を加算した金額を負担することになります。 |
(東京地方税理士会・平山紀美子)
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