東京地方税理士会

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「酒税」が変わります(令和2年9月)

ビール系飲料にかかる「酒税」が変わるそうですね?

2018年の酒税法の改正により20年10月1日から段階的に変更されます。

ビール系飲料にはいろいろな種類がありますね?

現在は、ビール、発泡酒、新ジャンル(第3のビール)の3種類があり、発泡酒は麦芽比率により税率が2つに分かれています。

どれくらいの税金がかかっているのですか?

現在は350ml当たり、ビールが77円、発泡酒①(麦芽比率25%以上50%未満)62円、発泡酒②(麦芽25%未満)47円、新ジャンル28円の税金がかかっています。

どう変わりますか?

今回の改正で、ビールは70円、発泡酒①は59円へ引き下げられ、新ジャンルは37.8円に引き上げられます。

新ジャンルはビールのようにおいしいので、家計には痛いです。

ビールメーカーはこれまで、さまざまな商品開発を重ね、消費者の人気を集めてきましたからね。

次の改正は?

23年の改正で、発泡酒②は、新ジャンルと統一され、47円に。さらに26年には全て54.25円に統一されます。

他のお酒は?

今回の改正で日本酒は引き下げられ、ワインは引き上げられます。お財布と相談しながらお酒を楽しみたいですね。

(回答者:杉山美紀税理士)

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