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新築中古ローン控除(令和6年8月)

今年から一般の住宅ローン控除を受けられないと聞きました。

今年1月以降に省エネ基準を満たさない一般の新築住宅を購入した場合は、原則住宅ローン控除を受けることはできません。ただし、昨年中に建築確認を受けているか、今年6月30日以前に建築された(住宅の床面積50平方㍍以上)場合は、住宅ローン控除を受けることができます。借入限度額2千万円、控除期間10年です。

では、新築の認定長期優良住宅を購入した時、住宅ローン控除を受ける場合の借入限度額と控除期間を教えてください。

省エネ基準に適合している新築の認定長期優良住宅や認定低炭素住宅を購入した場合は、借入限度額4500万円、控除期間13年です。

ところで、省エネ基準に適合しない中古住宅も、住宅ローン控除は受けられないのですか?

省エネ基準に適合しない中古住宅の場合は、住宅ローン控除を受けることができます。借入限度額2千万円、控除期間10年です。

では、住宅ローン控除の控除率と、住宅ローン控除を受けるための要件を教えてください。

住宅ローン控除の控除率は、年末の住宅ローンの残高の0.7%で所得税から控除されます。住宅ローン控除の要件は、自ら居住のための住宅購入、住宅ローンを借りた方の所得が2千万円以下、住宅の床面積50平方㍍以上、住宅ローンの借入期間10年以上、住宅取得から6カ月以内入居などがあります。
(回答者:上田誠税理士)
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